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大学院

大学院での生活は想像していた以上に忙しい。

研究室では輪講があり、研究もしなくちゃならないし、研究とは別に研究室のプロジェクトにも参加する予定だ。授業もプロジェクト形式のものをいくつかとってしまったのでこれの準備にも時間をとられる。

でも楽しい。輪講の準備だとかプレゼン資料作ったりとかそういうのは正直めんどくさい作業ではあるけど、自分の好きなこことに関連したことをするのは楽しい。それに研究室には優秀な先輩やB4で既にバリバリ研究をしてる後輩もいて、モチベーションは高まりっぱなしだ。ほんとにこの研究室に来て良かったと思う。

少し不満?なのは、僕の研究室では研究テーマを0から自分で探していかなくちゃならない点。そうすると、所詮M1の僕には上手くいきそうな研究かどうかを見極めることはできないから、短期的に(修士の内に)結果を出せるかどうかは運ゲーみたいなもの。先生に上手くいきそうなテーマを貰ってさっさと国際会議に出たり、中には論文を書いてる人なんかもいてそういう人が心底羨ましい。僕は博士で留学する予定で、その奨学金の審査がだいたいM2の9月ごろだからそれまでにできるだけ研究を形に残したい。だから運も味方につけつつ、他の人の何倍も研究に打ち込まないといけない。

 

なんにせよ最大限がんばろう。

嫉妬を力に変える(研究)

ついさっきまで研究室の飲み会があって、お酒を少し飲んだので酔っ払いながらキーボードを叩いている。頭の中で負の感情が湧きあがって渦巻いていてどうにかしようにも叫ぶこともできないし、暴れることもできないのでこうして文章にして発散しようと思っている。

僕は四年生で明日卒業式、卒論も簡単な訂正を残して終了している。それなのにこうして苛立ちながらキーボードを叩いているのは、他でもなく研究室同期への嫉妬心からである。研究室の同期Aが国際会議に出ることが決まった。それも原稿出せばほとんどアクセプトされるような国際会議ではなく、うちの分野では有名な会議である。国際学会に出ることが決まったAが「国際学会のせいで研究室にこもらないといけない。だるいわ」というのが自慢げに聞こえ、鼻持ちならなかった。

僕も先生から国際会議にでてみないか?と言われてみたかった。Aもそれなりに研究を頑張っていたが、僕の方が何倍も頑張っていた(と僕は思う)。研究に関しても僕の研究は卒論のレベルを超えたオリジナリティは出した(と僕は思っている)。国際学会、いやいや良い結果が出ればジャーナルに投稿してやろうと思い、文章を何度も練りながら、英語で卒論を書いた。それでも評価してもらえなかった。

評価してもらえなかった理由は明らかで、結果があまり良くなかった事である。Aの研究はどちらかといえば、誰もしたことはないが堅実で答えの見えている研究だった。それに対し僕の研究は答えの見えない研究で、指導教官でさえ僕の提案法が上手くいくか確信を持てなかった。だからこそ、あまり良い結果が出なかった事、そしてAが評価され僕が評価されない事に対する悔しさを、「僕は答えの見えないチャレンジングな研究をしたから仕方ない結果なんだ」と自分に言い聞かせて整理することができていた。

しかし今日の飲み会で先輩に言われた言葉で、僕は一気に自信を失いAへの嫉妬心を爆発させた。僕が「Aが先に国際学会に出ることになって悔しくて対抗心燃やしているです」と言うと先輩は「でも客観的に見てお前の研究はそんなにオリジナリティはないし、Aの方がお前よりも良い研究してんじゃん」と言った。そうか、僕が主張する「僕の研究のオリジナリティ」や「答えの見えないチャレンジングな研究」なんて主観的なものでしかないのか。僕は僕の事を課題評価しすぎていたのだな。と思った。そう思った瞬間自信を失った。一直線に続く道の先に明瞭に見えていたはずの夢が、今は霞んで見える。

それでも僕はこんなもんじゃないと思う。僕はまだ正当に評価されていないと思う。今のアイディアを改良して絶対にいい結果を出してやろうと思う。研究のモチベーションは純粋な好奇心や探究心のみから生まれるものだと漠然と考えていた。でも、爆発しそうな嫉妬心も研究の原動力になるように思う。

 

酔いもさめた。頑張るぞ。